アドバンス・ケア・プランニング

アドバンス・ケア・プランニング(ACP)とは?

ACP

アドバンス・ケア・プランニング(ACP)とは、自分のもしものときに備えて、大切にしていることや希望、想い、望んでいる医療・介護ケアを、家族・あなたの大切な信頼する人たち・主治医・ケアチームと話し合うことです。

あなたは自分の人生の最期を考えたことはありますか?

どこで、どんな最期を迎えたいでしょうか。

家族やペットと一緒に過ごしたいので自宅がいい・・

常に支援の人手がある施設の方が安心・・

痛いのは嫌。痛みが強い時は、痛み止めをしっかり使ってほしい・・・

自宅で呼吸が止まっても救急車は呼ばないで・・

ご飯が食べられなくなったら栄養を胃ろうで入れてほしい・・


人生の最期の過ごし方に対する要望は、一人一人異なります。

自分の気持ちを話せなくなったときのことを「縁起でもない」と避けるのではなく、最期まで自分らしく生きるために、家族や親しい方、主治医、ケアで関わる方々と一緒に話し合う場を持ちましょう。

話し合いのポイント

・家族や大切な人、主治医やあなたに関わるケアチームと話し合い、想いを伝えましょう。

・今後生活していく中で、あなたは、どこで、どのような療養生活を過ごしたいですか?

・あなたにもしものことが起こった場合、あなたの医療やケアについて、誰に話し合ってほしいですか?

・生活環境が変わったときや、気持ちの変化があったときは、いつでも何度でも話し合いをして見直しましょう。

・アドバンス・ケア・プランニングには、法的な意味合いや拘束力はありません。

当クリニックでは、初診の後にアドバンス・ケア・プランニング面談のご案内をいたします。

あなた自身が望む医療と介護を受けるため、また療養するあなたに関わる家族や周囲の人々の心構えのためにも、しっかりと話し合っていけるようにサポートいたします。